水草取りまーで手作業の苦痛から解放されました
水草取りまーを使用する生産農家 西村彰さん(京都市)に取材した。
水稲90a・畑10a(ナス・トマト・タマネギ・九条ネギ・イチジクなど)
Q. 水草取りまーを導入するまでの経緯を教えてください。
A. うちでは田植後初期に1度だけ除草剤を使用し、あとはなるべく除草剤に頼らない方法で生産しています。
除草剤の初期剤は水の管理が出来れば大体のところは効果があるのですが、うちの田圃は水持ちの関係もあり、角や畔際は効きにくく、どうしても雑草が生えてしまいます。その都度手作業による除草をしていましたから、身体への負担も大きく時間もかかる為、大変な労力でした。
「この重労働を何とかしたい」という思いで、農機具店に相談したところ、「水草取りまー」を紹介され、展示会で実物を見て購入を決めました。
作業後に雑草が根ごと水面に浮いている様子
水草取りまーで除草中の西村さん
Q. 水草取りまーで作業はどのように変わりましたか?
A. 手作業の苦痛から解消され、作業時間の短縮ができるようになりました。
作業面もおおむね満足しています。使用時は水を5cmほど張り、雑草が生えている場所に水草取りまーを走らせます。田植後は土も柔らかく、しっかり土に食い込んでくれるので、使用した後は雑草が根ごと水面に浮いてきます。(左側の写真参照)
縦回転だからこそできる根こそぎ除草なので、抑制効果も高いのが魅力です。今年で購入後3年目のシーズンを迎えますが、貴重な戦力として引き続き使用していきたいと考えています。
Q. 最後に、メーカーへのリクエストはありますか?
A. はい。
田植後と中干し後では土の締まり具合がまるで違います。当然といえば当然ですが、ローターは田植後のように簡単には食い込んでいきません。現状でも作業ができないわけではありませんが、欲を言えば、中干し後も簡単に土に食い込むタイプのローターをラインナップして欲しいです。初期除草から中期除草まで一貫して楽に作業ができれば、より便利に使用できると思います。
他社にない製品なので購入するかどうか迷いましたが、今は購入して本当に良かったと思っています。
「水草取りまー」について